ある日、後輩と一緒に飲んでいました。
2軒目に行くことになって、行きたいお店に行くと座席がぎりぎりあるかないかで繁盛していました。
仕方なく諦めて別の店を転々として歩き回っても、定休日だったりお店がもうしまっていたりしていたので、結局最初に伺ったお店にいくことになりました。
再度お店に入るなり、「あ、さっきの」とすぐ気づいてくれた模様で。
しかし、閉店まであと20分だったそうで、、、
少し迷いましたが、カウンターにいた老夫婦の奥さんが「あと20分もあるよ」と、もうここにいくしかないと思った瞬間でした。
カウンター席隅っこの方で席を座ることができました。
餃子が美味いと評判だったので、餃子を頼むと、店員さんが「端数分の餃子もサービスするよ」とさりげなく言ってくれました。
「ありがとうございます。!」と思わず笑みがこぼれました。
「うわ、いいなあ。」と思った瞬間でもありました。
餃子が焼きあがると、もうそれはそれは美味しいに違いない光景が目の前に。
口に入れた瞬間はもう幸せでした。
美味しいものを食べられること自体が幸せなんですが、それに加え、サービスをしてもらったりなにより好きな仲間と一緒に食べられることがもう幸せすぎます。
そして、ゆっくりと食べていると、隣の席で食べていた老夫婦さんが声をかけてくださりました。
「美味しいよね。ここは昔から美味いんさ。若い者が美味いっていうなら間違いないわ」と。
そしてこのお店をもっと広めてほしいともおっしゃっていました。
また、自分達に勇気づけするようなお声もかけていただきました。
短時間ではあったもののとても濃密な時間でした。
一度入ったお店に回り回ってまた入り直す。
結局はその場所に行く運命だったというかそこに行くのが必然だったのではと思います。
そして素晴らしい店員さんや親切な老夫婦さんに出会えたことも、偶然ではなく必然だったように思います。
出会いの形って面白いなあと思いました。