とある2年目のMy Life Diary

『人と人とが繋がる・集う居場所を作りたい』先生の日記

初の全校『学び合い』。

初の飛び込み授業をしにいきました。

 

しかもゼミ生だけです。

 

現場経験のないストレート院生が授業を行います。『学び合い』で。

 

全校『学び合い』です。

 

この日のために授業者はもちろん他のメンバーや研究室の仲間たちも協力し合いながら授業準備の手伝いをしていました。

 

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全校『学び合い』は、初めてだったのであまりイメージが湧きませんでしたが、いざ授業を始めてみると皆それぞれの課題に向かって取り組み始めます。

 

初めは同じ学年の課題を同じ学年の仲間同士で解決している様子が見られましたが、徐々に時間が経つにつれて、異学年同士で学び合い始めました。

 

その導線となったのが授業者の声かけです。

 

ある低学年の子が、「分からないから助けて~!」と言うと、その言葉を拾った授業者は、すかさず「この子が分からなくて困っているよー、誰か助けてあげて」と高学年のいるグループの周りで言っていました。

 

そうすると高学年の子が「じゃあ私教えてあげる」「教えるから待ってて」などの声が聞こえました。

 

これには内心「おぉ」となりました。

 

他にも授業者の色々な声かけが子どもたちの心を震わせ、動く様子が見る見るうちに大きくなっていきました。

 

3.4時間目で行ったのですが、3時間目は全員達成できず。4時間目は、、。

 

3時間目と課題は違っていましたが、「一人も見捨てない」「全員達成を目指す」という共通理解を持っていたのでスムーズに4時間目は入ることができました。

 

4時間目が始まるとすぐに低学年の子が高学年の子に聞きに行っている様子が見られたり活発に立ち歩きながら課題に取り組む姿勢が見られました。

 

開始10分、15分と少しずつ課題を終えている子がいましたがまだまだ全員達成には程遠いです。

 

しかし、授業者の声かけも気合が入り終わった子が考え初め動くのです。

 

その結果、残り10分を切ると課題を終える子が次々に現れたり課題を頑張っている子に対して応援していたりするようになりました。

 

そして、残り2.3分を残して、全員達成をすることができました。

 

全員達成をした瞬間は、子どもたちの喜びの姿に感極まり、うるっときました。

 

子どもたちは本当に素晴らしいなと改めて思いました。

 

しかし、全員達成をすることが目的ではないです。

 

全員達成を諦めない集団を作ることが大事です。

 

今回の実践では両方とも達成できたと思います。

 

感動しました。

 

1年前は想像もつきませんでしたが、成長したなと感じることが多々あります。

 

先輩が主導となっている姿、分からない後輩に丁寧に教える姿、その姿を今日はより一層そう感じることができました。

 

自分は後ろの方からフォローすることが得意なので常に周りを見ながらアプローチをかけたり声をかけたりとしていました。

 

その中で同期や仲間の姿を見て、そう感じたのだと思います。

 

一人ひとり得意不得意はありますがその人なりの得意な所を活かしながらこれからも頑張っていきたいと思います。