現職さんの『学び合い』の授業を参観させて頂きました。
教室に入るや否や『学び合い』がすでに始まっていました。
今日の授業はプリントを解くという課題でしたが、さっそく生徒同士で教え合ったり教えられたりしている姿が見られました。
特に色々な人の所に行って教えている生徒がすぐに目につきました。
きっとこの子がキーパーソンだなと思いながらも見ていくと、その他の生徒もどんどん立ち歩くようになって『学び合い』をしています。
その一方で、固定化された人間関係の枠組みで問題を解いている生徒も見られました。
もちろん『学び合い』のセオリー的には、一人でもいいし誰とでもやっていいということにはなっていますし、特定のグループが成り立つことは知っていました。
しかしながら、そのままの固定化された人間関係だけだと、長期的に考えると損をしているなと感じます。
まだ1学期ということもあるのでそんなすぐには期待することはできないと思いますが、今後の様子をまた見たいと思いました。
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授業が終わって生徒と話す時間がありました。
生徒に「一斉授業と『学び合い』の授業、どっちがいい?」と聞いてみると、
『学び合い』の授業が楽しい!と言っていました。
他クラスの人は、その授業が羨ましいなんて声をあげていたそうです。
また、M1の現職さんの話によると、授業中キーパーソンだった子の説明は特定の子にしか理解されず、「天才過ぎて分からない」とか、呟いていたのを聞いたそうです。
そして、そのキーパーソンの説明が分かる子がキーパーソンの説明が分からない子に対して説明するととても分かりやすいと言うそうです。
西川先生が言っていた、説明を理解する段階の構造が実際にこういうことになっているんだと実感しました。
お話を聞いていてとても面白かったです。
先程も言いましたが、今回の授業だけでなく、その後の様子の変化をさらに見ていくともっと面白いことが分かるんじゃないかなって思っています。
単発だけの姿ではなく、長期的な視点で変わっていく姿を目に焼き付けたいなと思います。
「学び」をとても感じます。