とある2年目のMy Life Diary

『人と人とが繋がる・集う居場所を作りたい』先生の日記

後悔は成長への第一歩。

ある授業で、仕事のプロフェッショナルと題して、中学校教師が出演されている映像を視聴しました。

 

だいぶ古い映像でしたが、何か伝わってくるものがありました。

 

その教師は、昔、生徒になめられまいと、角刈りのサングラス姿でした。

 

それゆえに、教師の一方的な講義で、黒板にひたすら書いて、それを明日までに覚えてこい!

 

できなかった生徒がいると、体罰さえ与えていたというような時代です。

 

なかなか授業でい上手くいかないその教師は、部活動では野球部に配属され、しごき回しました。

 

その結果、県大会で優勝したそうで、なんとかここで成果を上げることができていたと思ったそうです。

 

しかし、生徒が卒業する慰労会で、生徒から言われた言葉に愕然とするのです。

 

県大会の決勝戦の時、後半戦1-4と点を取られ、もう負けたなと思った教師。

 

しかし、9回に入ると生徒の熱い気持ちが勝り、逆転して優勝へと導きました。

 

その時の生徒のエネルギー源となったのは、「教師に対する恨み」だったそうです。

 

恨みを晴らすために優勝したんや。と聞いた教師は、心の内で「ごめん、ごめん」とつぶやいていました。

 

それからは場所を変えて、ある方と出会い、その後の教職観を大きく変えていきました。

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この映像から、教師が変わるきっかけっていうのは、何か「後悔の念」があるのではないかと思います。

 

その後悔したことを次の生徒にはそうさせないためにあれこれ工夫したり考えたりする。

 

そのような事態がない限りは、変わらないし変わろうとしないんだなって思います。

 

そして、その事態は一生忘れられない。

 

しかし、それがあったからこそ今の教師の姿があるのではないかと思います。

 

教師ってそうやって成長していくのかなと思いました。