学歴の経済学を読んでから本書を読み始めました。
これからの社会では、学歴モデルが破綻しますます個人の武器が求められます。
そんな社会で生き残るためには、どんな教育が必要なのか。
本書では2点書かれています。
1つ目は、「自分自身に合ったものを見出し、それを武器にできる仕事に就職すること」
2つ目は、「自分自身の生まれた地域で人的ネットワークを創り上げること」
つまりは、自分がどんなことをしたいのかを早い段階で見出すこと。繋がりを創ること。
キーワードは、「繋がり」であると思います。
一緒に遊ぶ、勉強する。
その中で仲間と協働していくこと。
そこで得られる「仲間」がこれからの社会で生きる財産になると考えます。
極論を言えば、筆算、そろばん、古文の読解ができても社会に出れば何の役にも立たないのが事実であると思います。
それよりも、長期的な視点で考えて教育していくことが大切なのではないかと思います。
子どもの一生涯の幸せを考えられる教師が増えていくことを願っていますし、私自身もそのような教育を実現できるようにしていきたいと考えています。
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話は変わりますが、本書では広域通信制の学校が今後ますます増えていくと書かれてもいます。
個に特化した指導。個々のやりたいことをサポートし、それを実現できるための環境が備わっています。
将来自分が何になりたいかを明確にし、その道を行く。
その道を正解にしていく。
素敵ですよね。
一人ひとり違いますが、それぞれの価値を理解して、繋がりをもつこと。
困った時は助けてもらい、話をいくらでも聞けるローカルのネットワークこそ最大の武器であると。
先生の熱い思いが本書からもすごい伝わってきます。