「人は皆、出会ったものでできている」
著書、喜多川泰さんを知るきっかけとなったのは「運転者」という本の出会いが始まりです。(おそらく)
その本を読んでから著者の考え、視点、想い、魅力が伝わり、今回も手に取って読んでみようと思いました。
前々から読んでみたいとは思っていたところ、読書会に参加した時にこの本を紹介していた方がいたので、すぐさま購入することを決意しました。
内容はざっくりと、ある大学1年生の子が「落語」に出会い、そのサークルの仲間に出会い、人生が変わっていくストーリーです。
かよわい感じの主人公。大学生活はアルバイトに明け暮れてぼそぼそっと生活していくことになるだろう、、、と。
友だちも知り合いもできず一人でひっそりと、、、部活やサークルの勧誘もされるがどれも通り過ぎてきた最後の所にある方に出会う。
それからどんどん主人公は変わっていきます。
言葉のセンス、内容が情景を表し、まるで自分も主人公になりきっているような感じで独特のその世界観に入り込まれます。
とても面白く自分も共感できる所があって、ふと自分の学生生活を思い出すようなそんな感じもありました。
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自分で選択した結果、様々な出会いがある。
出会いがあるから良くも悪くも変われる。
出会いがあれば別れもあり、別れがあれば新たな出会いもある。
出会いによって人が人をつくっていく。
自分の意志、行動、想い、選択がこれからも出会いを生み、別れも生み出す。
自分の心が人を引き寄せたり離らかせたり。
同じような人が集まるというのも「心」が関わってくる。
そのような感じで人生ってあるんだな~と思うと不思議なようで実はシンプルなようで。
これからも出会いを大切にしていきたいと思いました。
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