とある2年目のMy Life Diary

『人と人とが繋がる・集う居場所を作りたい』先生の日記

これぞ『学び合い』

算数で『学び合い』をしています。

 

単元のまとめを利用してやることが最近は多いです。

 

『学び合い』の前日は、何を語ろうか、久しぶりだからなんかワクワクするという感情が芽生えます。

 

それほど楽しみなんだなと思います。

 

今日はプチ『』。

 

翌日のテストに向けてテスト対策です。

 

めあては「全員が明日のテストで80点以上を取れるようにプリントを終わらせる」

 

さあ、どうぞ。をしてみると、以外と一人で黙々とやる子が多く、もちろん机を合わせて協力してやる子もいるが、静かにスタートしました。

 

やがて、プリントを終えて丸付けに来る子がいました。

 

開始5分ちょっと。早すぎるあまり答えを用意してなかったので、その場で丸付け。

 

次に来た子は、最初の子の答えを見て確認してもらうことにしました。

 

先生よりも圧倒的な速さで解く子。圧巻です。

 

終わるとそそくさと困っている子を呼びかけます。

 

次第に動きが出てきてざわつき始め、やわやわと学び合っている様子が見られました。

 

いい感じです。

 

これこそ本来のホモサピエンスの力。

 

問題は簡単だったので、というより簡単にしたので、もちろん全員達成は楽勝。

 

これは「あえて」です。

 

本当にやりたかったことは、アンケート。

 

『学び合い』アンケート第2回目です。

 

①『学び合い』は好きですか?

②一斉指導(先生が教えるスタイル)は好きですか?

③ ①と②どちらが好きですか?

④算数は好きですか?

⑤『学び合い』の感想を教えてください。

 

回答は5つの選択肢(好き・どちらかと言えば好き・どちらともいえない・どちらかと言えば嫌い・嫌い)

 

集計してみるとまあ予想通りの結果に。

 

①の質問に対して→23人中17人が好き・どちらかと言えば好き

 

②の質問に対して→好き・どちらかと言えば好き=10人。どちらともいえない=10人。きらい・どちらかと言えばきらい=3人。

 

③の質問に対して→『』が好き=19人 一斉指導が好き=3人 どっちも好き=1人

その理由→『』が好き=みんなで学び合っていけるから。楽しい。先生の授業で分からない人がいるから子どもたちで教え合った方が分かるから。『』は自分たちで考えられるから。みんなとできるから。みんなが協力し合うことで仲間や友達が増えていくと思うから。子どもたち同士だと気持ちが通じる感じがするから。クラスとの絆も深まるし、会話できるから。困っている人に教えたあげて納得してくれるから。みんなとより仲良くなれるから。教えてくれてもらえるから分かりやすい。などなど。

 

その理由→一斉指導が好き=先生の教え方がいいから。先生もみんなも勉強できるから。子どもたちはふざける時が多いから。などなど。

 

④の質問に対して→算数が好き=12人。きらい=6人。どちらでもない・ふつう=5人

その理由→算数が好き=計算が得意。楽しい。みんなが協力し合って仲間との気持ちが深まると思うから。難しい所があったときに「助けて」と言ったら来てくれる人がいるから。などなど。

 

その理由→算数がきらい=計算が苦手。計算が好きでも他が苦手。などなど。

 

⑤の質問に対して→みんなで勉強できる。色々な人と学び合ったりクラスで教え合ったり一歩一歩すすめれることが楽しい。子どもたちでやった方が分かりやすかった。楽しい。ヒントをくれる。みんなが納得してくれて嬉しい。○○さんの説明が分かりやすい。会話が楽しい。みんなと仲良くなるしもみんなで考えられるから。みんな集中して教えたり教えられたりしていてとてもためになっていると思う。などなど。

 

逆に→ふざけたりうるさくする人がいるからきらい。という意見も。

 

見てみると、一概に全員が『』を好きと言っているわけではないが、ほとんどの人は『』を好きと言っていること。その理由に関しても「みんなと」っていうワードが多いようで、仲良くなるとか学び合うのがいいとか教え合うのがいいとか。決して分かりやすい授業とか楽しい授業と言うことではないっていう事がよく分かります。

 

子どもたちの様子からこうして意見を聞くことでより、『』の良さを実感しますしこれからの続けてやっていきたいと思います。

 

子どもたちの解答が良すぎるあまりに少し涙することもありましたが、素敵な子たちだなと思います。

 

この子達には本気で幸せになってほしいから。