少しずつレベルアップを目指す『学び合い』
今日は、国語と算数で『』しました。
国語は、がっつり『』というよりは、子どもたちの活動時間を多めにとったアクティブラーニング風にしました。
めあては、「全員が自分の書いた文章を仲間と読み合い、10人以上からサインをもうらおう」にしてやりました。
結果は、全員クリア。そしてその中でも全員からサインをもらうことができた子も数名いました。
まさか全員からサインをもらうことができるのはシンプルにすごかったです。
しかもその数名のうち、1人の子は、前々回まで欠席していた子なのですが、その子ならできると信じていました。(上位2割の子です。)
授業後のふりかえりでは、「いつもより多くのサインをもらうことで、普段からあまり関われない人ともすることができた」「全員がクリアをすることができてよかった」「楽しかった」などのことが書かれていました。
それを見て素直に嬉しいのと、やっぱり楽しくないとやってらんないよな~とも思いました。
続いては、『算数』です。
算数はがっつり『』をしました。
めあては、「全員が教科書の○○ページを解くことができる」
語りでは、全員が本当に”分かる”を目指すことを伝えました。
終わらせることばかりに集中してしまっては、答えを丸写ししたり答えだけを教えたりすることが増えてくると思います。
現にそれはありました。
「先生も気づいてるけど、きっとみんなも気づいているよね?もちろんそれに気づいて注意をしてくれる子もいる。けれど、注意しただけでそれっきりになってない?それだと見捨ててることと一緒なのでは??一人も見捨てずに全員が本当に分かるようにするためには何が必要?どうしたらよい?次のテストで全員が80点以上を目指そう。きっと君たちならできる。期待しています。」
的な感じでバチーンと伝えました。
子どもたちは今までにないくらいの静けさと真剣に聞いている顔が見られました。
そのくらいシーンとしていました。
そしてもくもくとやるのですが、終わった子が先生をし始めます。マンツーマンで。
教えられている子は、ノートに書くことが苦手なようなので、教えている子が代わりにノートに書いているのです。
そして、答えを出す時は教えられている子が答えを出します。その時に教えている子はヒントを出して答えさせるようにしていました。
それも図や絵を使って。
その子の代わりに代筆してノートに書くなんていう発想はなかったので、驚きでした。
結果その子はクリアすることができていました。
最終的には、全員がめあてを達成することができませんでしたが、それ以上に今日は真剣に問題を解いている様子や姿勢がひしひしと伝わってきました。
それはやはり本気で本当に分かるを目指している証拠だったように思います。
ただめあてをクリアするだけであったら、もしかしたら全員終わっていたのかもしれません。しかし、「本当に分かる」を目指したことによってクリアすることができなかったけれどもそれを目指したみんなはすごいということを褒めに褒めまくりました。
いやあ今日は楽しかったです。
本心で語れたのも良かったと思います。
これからも期待です。