無事、学会発表を終えることができました。
発表は質疑応答や準備等を含めて20分。
その20分にどれほどの実践、分析を費やしてきたのかは分かりませんが、1つの大きなものとしてまとめあげられたと思います。
上手くまとめることができたのも、仲間の力があったこそだと思います。
これがなければきっとこんな素晴らしい研究にはならなかったのではないかと思います。
昨年度の金融教育の課題を踏まえて、今回は念入りに準備等をしてきました。
特に現職院生さんを筆頭として、対話、議論を積み重ねに積み重ねました。
時折、焦りを見せる場面もあったと思いますが、上手く一人ひとりが機能したり折り合いをつけながらやって行けたと思います。
今回の金融教育を通して、子どもたちがお金について柔軟な思考をもっていることが分かりました。
特に小学生は「投資」について考える子が多くて、それは将来の事を考えたり自分の未来像を想像したりしているからだと思います。
また、小学生が「必要最低限のお金でも幸せになることができる。」「人との関わりとかも幸せに繋がると思う」などの言葉も聞こえてきました。
これには思わず、目や心臓が飛び出るくらい驚きました。
以前にも書いたと思うのですが、本当に金融教育を通して子どもたちがお金と幸せについて考えられていることがすごいと思います。
中にはそうでない子もいましたが、お金の勉強をして少なからず理解をしている子はいました。
全員が全員、小学生のうちからお金の学習をすることは得であるとは思ってはいないと思うのですが、今回の金融教育が子どもたちの中でキャリアについて考えるきっかけになれればなと思います。
そしてゆくゆくは、「小学生の時はお金の勉強したなあ」とか「そういえばあいつすごいこと考えてたよなあ」という風に思ったとき、その子に連絡して教えてもらいながら改めて勉強し直す。などして繋がっていってほしいなと思います。
私たちの研究がどこかで役に立てることを期待しています。