「先生って先生になって後悔したことある?」
ある休み時間の事。
教卓に座って教室の様子をぼーっと眺めていたら、ある女の子3人組が近づいてこういってきました。
「先生って、先生になって後悔したことある?ていうかしてるでしょ。」みたいな感じで。
後悔。なんて考えたこともなかったので、まあ「先生になれただけでも良かった」でも、「なってみないと分からないことがある」と。
ただ、本音はこどもたちと過ごす時間の楽しさよりも仕事のきつさの方が勝っていて正直大変。と言いそうになりましたが、そういうと子どもたちの幸せや生き方に影響がでるのかなと思い、ぐっとこらえました。
しかし、そもそもなぜ子どもたちがそんなことを聞いてきたのかが気になります。
なぜ?とは聞きませんでしたが、自分が仕事をしている様子であったり表情であったり行動だったりから、幸せじゃないような空気を感じたのかも分かりません。
でもそう感じてしまっていたのは自分の責任です。
子どもたちに自分の今の状態が幸せでないことに気づいているのならば、それはもう紛れもなく事実に近いのかもしれません。
自分もそのような実感はあります。
ただ、見せないようにしていても子どもたちの目は鋭い。
だとしても仮面をかぶるのもきつい。
子どもたちから見ると先生としか見えないのかもしれないけれど、一人の人間として、ありのままの自分を表出することで、子どもたちも良い側面だけでなく、苦手なこととかも素直に言えたりとかできないことはできないと言えるような風になってほしいなとも思う。
ただ、ずっと暗いとか、やばい雰囲気をかもしだすのはかえって子どもたちから心配されるので、ほどほどにしながら子どもたちと向き合っていけたらなと思います。
先生として、人として、見え方は子ども一人ひとり異なるかもしれませんが、良くも悪くも何かしら子どもたちに影響を与えているんだなと思うと、やっぱり自分が幸せである方がいいのか。
ま、あと1日。頑張ろう。