気づけば12月の折り返し。
知らぬ間に今年も残すところわずかに。
そして2学期も残り5日+半日。
成績処理や通知表の作成に追われまくっている所ですがまあなんとかなるだろうという精神で無事に終わってほしいなと思います。
今日は週のラスト、6限目に語りとゲームをして閉じました。
久しぶりに子どもたちに熱く語りました。
そして特支の補助で入っていただいていた2つ上の先輩も自分の語りを聞いて「いい話だった。聞き入ってしまった。」と。
素直に嬉しいもんですね。
子どもたちには、『今』を大切にすることを語りました。
学年閉鎖や学校閉鎖で突然、学校に来れなくなったり友達と会うことができなくなったりした。
その期間、お家で過ごしてみてどうだった?と聞くと
つまらんかったー。早く学校に来たかった。友達に会いたかった。○○さんと遊びたかった。などなど。
そうだよね?!クラスのみんなと授業を受ける。勉強する。一緒に遊ぶ。笑いあう。そんなことが急に次の日からできなくなった時、みなさんはどう思いますか。
お家にいてもつまらんよね。
誰かと一緒に勉強したり遊んだりして生きていくことって実はとても大切なことで、それこそが楽しくて幸せな時間なんです。
毎日学校に来て、友達に会って、友達と遊んだり勉強したりすることってとってもすごいこと。だからこそそれを当たり前だと思わずに一日一日を大切にしよう。
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みなさんは明日が来るって思ってるよね?
本当に明日って来ると思う?
明日って絶対に来るって言えるかな?
もしお家の人が家に帰ってこなかったら、もし途中で事故を起こしてしまっていたら。お家の人がいないことになってしまったら、どうやって生きていきますか?
明日って来るのかな?
めったにないとは思いますが本当に起きたら怖いですよね。どうしたらいいのかも分からず。
だからこそ『今』このじかん、瞬間を大切にしてほしい。いつ何が起こるか分からない。いつ人間が死ぬのかも分からない。死んでしまったら明日という日はない。だからこそ『今』を生きていることってとても価値があってすごいこと。
先生は小学生に戻りたくても戻れない。小学生の頃に味わった楽しさや喜びはその時にしか味わうことができないとても楽しくて幸せな時間だと思うんです。
だからこそ、『今』というじかんを大切にして生きてほしい。死んで後悔しないように、『今』自分のやれること、やりたいこと、好きなコトには時間をかけて生きてほしい。ただし自分勝手では幸せにはなれない。相手の事も考えてお互いが幸せになるようにすること、すなわち仲間を大切にすること。これだけは絶対に何が何でも大切にしてほしい。君たちが生きる時代はとても複雑で生きづらい。そこで生きていくためには自分で何とかすることも大事だが、仲間の力を上手く借りていくことの方が大事。だから友達や仲間だけは一生かけて大切にしよう。
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久しぶりに心も体も熱くなりました。
算数とか国語の授業を教えるより生き方の方を教えるのが自分は好きだということにも気付きます。
授業をするより、語りをする方がとても楽しくて、自分もそれに熱が入る。
だからこそ本気だし真剣だし伝えるべきことがたくさんある。
彼ら彼女らには幸せになってほしいから。
子どもたちの10年後の姿を見てみたい。
今いるこの地でクラスの仲間と集まって美味い飯や酒を交わしていたら最高だろうな。