とある2年目のMy Life Diary

『人と人とが繋がる・集う居場所を作りたい』先生の日記

初めての『異学年』

今日は支援校で、異学年『学び合い』を実践させていただきました。

 

今回は3クラス合同での『学び合い』です。

 

体育館に集まり、課題や解答例をホワイトボードに貼り付けて準備をしていました。

 

また、ネームプレートを省略し、赤白帽子で課題達成の有無を表出しました。

 

3クラスの内、1クラスは『学び合い』が初めてのクラスでした。

 

そのため、『学び合い』の説明を端的に述べた後、語りを入れました。

 

語りでは学校観について語りました。

 

学校は勉強するところでもあるけれど、それよりももっと重要なことを学ぶ場なんだよ。と。

 

「人の力をうまく借りる力」が大切なんだよ。と。

 

そんな風なことを言いました。

あ、あと、「一人も見捨てない」は何回も言いました。

 

そしていよいよ、子どもたちに投げかけます。

「それでは始めてください。」

 

声をかけたと同時にスロースタートなりにも子どもたちはすぐさま動き始めました。

 

ある子は上級生に聞きに行っていたり、グループで課題をしていたり。

 

分からない所は積極的に教えに行っていたり、分からない!教えて!と言っていたり、たくさん良い言葉が飛び交っていました。

 

授業が中盤に差し掛かると、少しずつ課題を達成している子が現れてきました。

 

終わった子はどうしたらよいか考えましょう。と声をかけなくともまだ終わっていない子どもたちを教えようと必死でした。

 

具体的に説明していたり、絵や図を書いたりして教えている姿、「教えてあげる~」と声をかける姿。

 

どれもがとても素晴らしく、子どもたちの目は輝いていました。

 

また、いつもは一人でいる子が、今日の授業では上級生と一緒にやっていたり、分からないながらも頑張っていました。

 

学年を超えて学び合う。

とても素敵な姿を間近に見ることができて良かったです。

 

しかし、課題達成が続々と増えていくにつれて、助けている人が多いから僕はいいや~という人やグループで固まっておしゃべりしている姿も見られました。

 

決してその子たちが悪いということではないのですが、声掛けをもっと工夫することによって動かせることもできたのではないかと反省しています。

 

もっと熱く本気で語り、声掛けをするなどしていかないと2割の子に響かないと思います。

 

でも、貴重な良い経験をすることができたと思います。

 

改めて『学び合い』の良さを実感しました。