「学歴の経済学」
今の学歴モデルは破綻しつつあり、今後は自分の価値あるものを創造していくことが生き残る戦略になることが分かりました。
自分たちの時代は、工業化社会のコードで育てられてきました。
偏差値が高い高校、大学に進学すれば大丈夫という考え方で指導を受けてきました。
しかし、実際は大学を出て就職しても非正規雇用の割合が4割に上るというのです。
それならば、高校を卒業して正規で就職し、伴侶を見つけ、幸せな家庭を築くことの方が将来を考えた上ではこれがいいのだと思います。
一人ひとり考え方は異なりますが、今までのコードで考えていると将来安定した生活を送ることが厳しいです。
そして、一流の大学を出たからと言って、確実に幸せを保証することはできないのです。
というようなことが書かれていました。
本書を読むと、今までの考え方ががらりと変わります。と同時にびっくりします。
早いうちから自分の得意とすることを決めていく。
しかし、そんなことをすれば自分の可能性が狭まるのではないかという考えもあります。
選択肢が多い方が良いだろうと。
例え、多くなったとはいえどれが一番自分にとってフィットするのか。
なかなか判別つかない人も多いのが現状なのかなと思われます。
両者ともそれぞれ良いところはあります。良し悪しをつけようとはしていません。
最終的には、自分が「幸せ」になるためにはどうしたらよいのかを考えることが大切だと思います。
一人では決して幸せにはなることはできない。
そこには「仲間」の存在が必要不可欠です。
そんな「仲間」を得るには、学校が一番自然的であると思います。
「仲間」の重要性を語り、子どもの幸せを考えて接するようにしていきたいと思うと同時に、そのような教師が増えればいいなと思います。
- 価格: 1540 円
- 楽天で詳細を見る