本の題目から見た瞬間に直感的にくるものがありました。
表紙や言葉から引き寄せられたのかもしれません。
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本書では、「やる気」について3種類あることが書かれていたり、やる気をすぐに出せる方法などが記されていたりしました。
まず、「やる気」が3種類あることに驚きました。
「やる気」ってやるぞー!という気持ちからやる気を生み出しているものだと思っていましたが、そうではないそうです。
1つ目のやる気は、「ハイモチベーション」です。
いわゆるやる気満々の状態の事です。
しかし、これに頼ることは危険なのです。
なぜかというと、「上がったものは落ちる」という事に尽きてしまうからです。
つまり、無理やり気合でやる気を上げると下がりやすいということです。
例えば、最初はすごい勢いが良くて良かったのですが、いつの間にか元気がなくなったりあまり見ないようになったりするみたいな感じです。
2つ目は、「アクションモチベーション」です。
いわゆる、初めはやる気がなかったのに、作業をしているうちに段々とモチベーションが上がってくるということです。
動くとやる気が出てくるということですね。
しかし、こちらも弱点があります。
動くとやる気が出ると言われても動けない人も動けないという人が多いこと。
つまり、最初のステップの動くということの難易度が高すぎるというのが弱点だそうです。
3つ目は「ギャップモチベーション」です。
これを使いこなすことができれば、「ハイモチベーション」と「アクションモチベーション」の両方のいいとこどりをすることができます。
このギャップモチベーションは、現実と理想のギャップを埋めることです。
つまり、ギャップがあれば脳がやる気を出すことができるというわけです。
例えば、あなたが仕事で10時に取引先の部長さんと打ち合わせの約束があったとする。
そして自分の会社から取引先までは徒歩15分かかるが、現在の時刻は9時50分。
しかも部長さんは時間にすごく厳しいという。
その場合あなたはどうしますか。
➡タクシーを使って急いで移動する。
つまり、遅れてしまいそうになる「現実」と時間通りに間に合うという「理想」のギャップを少しでも埋めるために急いでタクシーという行動を「自動的に」する。
これこそが「ギャップモチベーション」です。
やる気を出すのは、自分自身の心ではなく、「脳」だと言っています。
「ギャップモチベーション」を自由に使いこなすためには、、、
「未来記憶」と「過去記憶」が重要だそうです。
「未来記憶」は、自分は将来こうなりたい!これを実現したい!という想像を強くすると未来の記憶として保存されます。
「過去記憶」は、様々な体験をしている人ほど「あの時はこうしていたのに、今回はまだこれをやっていない」という事に気づくことができます。
体験の数を増やしていくことでその先のやる気に繋がるという事になるそうです。
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その他にも様々なことがより具体的に書かれていました。
とても面白く考えさせられることが多かったです。
やる気のメカニズムを理解したからには行動に移せるようにしていきたいと思います。
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