とある2年目のMy Life Diary

『人と人とが繋がる・集う居場所を作りたい』先生の日記

今を精一杯生きる

「死」っていずれ誰にでも訪れるものですが、著書の中に「みな自分は死なないと思っている。」と書いてありました。

 

確かにそういわれるとそんな感じがしました。

 

自分だけは死なないと。

 

しかし、そんな「死」はいつ、どこで訪れるかは分からない。だから今日が人生で最後の日だと思って生きよう。

 

今日が人生最後の日だとしたらあなたは何をしますか。

人生最後の日のあなたが今のあなたにかける言葉、メッセージはなんと言いますか。

あなたにとって失いたくないものは何ですか。

でも死ぬ時って全部失うんです。

人生最後の日を笑って迎えられるようにしたいですよね。

などなど

 

色々な質問が本書の中で自分に問いてきます。

 

その度に思います。

 

「生きていることがどれだけ幸せなのか。生まれてきたことがもう幸せなんじゃないか。今をどれだけ真剣に楽しく生きられるか。」などと色々な思いがありました。

 

自分が今まで生きてきた中で3度、死を見てきました。

 

小学生の時、中学生の時、高校生の時。

 

1つだけ自分が体験したストーリーを紹介させてください。

 

あれは自分が中学の時、当時同じ中学に通っていた知人の話です。

 

同じ中学に入学してあれはまだ2.3か月くらいだったと思います。

 

身長は低くて、笑顔が可愛くて、パイナップルのような髪型をしていた男子生徒だったと思います。

 

部活はバスケ部に所属していて、運動神経抜群だったような気がします。

 

そんなある日、いつものように学校へ行き、いつものように部活をして、部活仲間と帰宅途中のことです。

 

突然異変を感じて道端に倒れ込み、救急搬送されました。

 

しかし、間に合うことはできませんでした。

 

自分がそれを知ったのは次の日学校に行った時です。

 

急遽全校集会になって、そのことを知りました。

 

当時の自分は、まだその彼とは話したことがありませんでした。

 

どんな人でどんな声をしてどんなことに興味があったのか、一度話してみたかった。

同級生の突然の死に受け入れることができませんでした。

 

彼がこの先の未来をどんな人生を送りたかったのか、どんな仕事に就きたかったのか、13歳、まだまだ楽しい未来があったはずなのに、、、と思うと涙しかでできませんでした。

 

それから10年程経ちます。

 

この本を読んで、ふと彼の事を思い出して書いてみました。

 

今、生きていることがどれほど幸せな事なのかを強く感じることができました。

 

いずれ来る「死」を想像して今を生きると、今の悩みや不安なんてこれっぽっちにもならないと思います。

 

ある言葉で「死ぬこと以外かすり傷」という言葉を聞いたことがあります。

 

この本を読んで、今生きていることに感謝し、どんなことにも挑戦し、今という一瞬一瞬を大切にして生きていこうと思いました。