とある新任1年目のMy Life Diary

『人と人とが繋がる・集う居場所を作りたい』小学校の先生1年目の日記

実習15日目(最終日)

今日で無事に実習を終えることができました。

 

素敵な学校、そして素晴らしい先生方に支えられ毎日充実した日々を送ることができたと思います。

 

改めてこの学校で教育実習ができたことに感謝したいと思います。

 

そして指導教諭の先生には優しく丁寧にたくさんのご指導ご支援をいただきました。

 

先生からのアドバイスやサポートは実習生の心に寄り添ってくれていました。

 

自分にとってはそれがとても大きく心の拠り所にもなったと思います。

 

本当にありがたいことです。

 

今日は、5時間目に最後の体育の授業をさせてもらい、6時間目にはお楽しみ会をしました。

 

クラスのみんなが考えたお楽しみ会は、ゲームをしたりプレゼントを渡してくれたり、自作のクラッカーでお礼を言ってくれたり。

 

45分の時間が今までの授業の中で1番短く感じました。

 

それほど濃密な時間になりました。

 

子どもたちからプレゼントをいただいたお礼に、一人ひとりにお手紙を書いたのでそれを渡しました。

 

その後、自分から最後の言葉を言うことになっていたのですが、子どもたちが次々としくしくと涙を流し始めたのです。

 

そんな様子を見ているとこちらももらい泣きしそうで、ぐっとこらえながら語りました。

 

終始声が震えていた感じがして、あ、やばいなと思いながらしゃべっていたと思います。

 

子どもたちに最後に語ったことは、「仲間を大切にしてほしい」ことと「困った時に助けてと言えること」です。

 

以下、語り文です。

 

 1つ目は、「仲間を大切にしてほしい」ことです。このクラス全員が一人ひとりの仲間を大切にし、決して一人も見捨てないようにしてほしいです。これからの生活の中で仲間同士で意見が割れて喧嘩をしたりぶつかり合ったりするかもしれません。むしろそうなると思います。しかし、そこで、「もう知らない!」となってほしくありませんし、そう簡単に仲間を見捨てないでください。喧嘩したりぶつかり合ったりすることは、真剣に仲間の事を考えたり思ったりしている証拠だと先生は思います。なので、そこで上手く折り合いをつけながらみんなで解決していけるクラスになってほしいなと思います。きっと君たちならできると先生は心から信じています。

 2つ目は、「困っている時に助けてー!と助けを求めるようにしてほしい」ことです。困っているかどうかは第3者から見ると分からないこともありますし自分にしか分かりません。だから、自分が困ったなと思ったときには、恥ずかしがらずに声を上げてほしいなと思います。そうすると助けてくれる仲間がここにはたくさんいます。勉強の時でも、「分からないなー」とか「教えてほしいなー」と思ったら、「分からないから教えて!」と声を上げて欲しいなと思います。

 最後にまとめると、このクラスみんなが一人ひとりの仲間を大切にすること、それは今だけじゃなくて、中学、高校、大学、社会人、老人になってもずーーっと大切にしてほしいです。中学や高校になると新しい仲間が増えると思います。その時その時の同じクラスの仲間、部活の仲間などは今と変わってくると思いますが、それも「仲間」です。この「仲間」っていうのは自分が生きていく上でとても重要な財産になると先生は考えています。お金よりももっと大事なことだと思っています。この先の将来は、どうなるか予測がつかない時代になっています。先生は、そんな君たちにどんな時代になっても幸せに生きてほしいなと思っています。そして、君たちが将来幸せに生きるためには、この「仲間を大切にすること」だと先生は考えています。ぜひ皆さんには、忘れないでほしいなと思います。皆さんならできると本当に心から信じていますし、これからの皆さんの活躍を期待しています。本当にありがとうございました。

 

自分なりに考えて考え抜いてみました。

 

語りを終え、子どもたちが帰った後に指導教諭の方とお話していると、指導教諭の方から「一人も見捨てないって良いですね」と言われました。

 

これには、心の中でガッツポーズしていました。

 

子どもたちに向けて考えたものが指導教諭の先生も聞いていて伝わっていました。

 

とても嬉しかったですし、先生にもぜひそのような思いを胸に刻んでほしいなと思います。

 

そして、ゆっくり休みながらも今後の提出物を早めに終わらせようと思います。。